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両丹日日新聞2016年9月12日のニュース

国は東京目線政策 地域課題解決に地方大学を−片山元総務相

「地方大学の力が必要」と語る片山教授 福知山公立大学(井口和起学長)の開学記念講演会が10日、福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで開かれた。総務大臣や鳥取県知事を歴任した慶応義塾大学の片山善博教授が登壇し、「地方創生時代における地方公立大学の役割」と題して講演した。福知山公立大、市など主催。京都府後援。

 片山教授は、国が進める地方創生について、プレミアム商品券を例にとって説明。「各自治体で販売されましたが、その後に地域経済の上昇を感じましたか? 感じませんよね」と、政策を一蹴。

 「国任せにすると、どうしても東京目線の政策になってしまい、地域本位にならないのが現状です。地域課題を解決するには、自分たちで考える力が必要になる。だから知的拠点として、地方大学の存在が大切なんです」と伝えた。

 また片山教授は、鳥取県知事時代の経験から、「地元を研究材料にしている地方大学は、住民らにとって心強い存在。まちの将来を考える際などは、大学教授ら専門家の知識を、しっかり活用してほしい」と話した。

 講演会に引き続き、片山教授と大橋一夫市長、福知山公立大の富野暉一郎副学長による鼎談(ていだん)もあり、約200人の来場者を前に「福知山公立大に求めること」などをテーマに、意見を交わした。


写真=「地域課題を解決するには、地方大学の力が必要」と語る片山教授

    

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