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両丹日日新聞2016年8月31日のニュース

2日間で494ミリ降ったら福知山は23平方キロ浸水

て浸水すると想定されている福知山市街地 台風など豪雨災害時の避難に役立ててもらおうと、国土交通省は30日、由良川水系(由良川、土師川)で、最大規模の大雨が降った場合の新しい「洪水浸水想定区域図」を公表した。福知山市内では、約23・7平方キロにわたる広範囲の浸水を予測。これまでの想定より約4平方キロ増えたため、市は避難計画や洪水ハザードマップを見直すことにしている。

 洪水浸水想定区域図は、戦後最多の降雨量を記録した1953年の台風を参考に、「2日間で359ミリ」を基準にしていたが、昨年の水防法改正を踏まえ、今回は千年に一度を上回る規模の「2日間で494ミリ」に変更した。

 最新の図面で福知山市内を見てみると、従来の想定と比較し、市街地や大江町など全域で、浸水範囲が拡大するほか、浸水の深さも平均2・2メートルほど上昇している。

■福知山駅は深さ5・9メートル浸水■

 また浸水深が最大となる上天津地域で約11・3メートル、JR福知山駅では約5・9メートル、浸水しないとされていた市役所も、約5・4メートルの水がつくと予測。浸水は多くの場所で、12時間から36時間ほど続くとみている。

 このほか堤防決壊に伴い、激しい氾濫流、河岸浸食が想定される区域を予測した図面も、初めて作成。福知山市内では、由良川左岸から市街地へ400メートルほどで、家屋の倒壊や流失の危険性があるなどとした。

 それぞれの図面は、国交省福知山河川国道事務所や市役所本庁舎、府中丹西土木事務所で縦覧可能。河川国道事務所のホームページでも閲覧できる。

 河川国道事務所は「住民のみなさんに、図面でリスクを認識していただき、早期避難などにつなげるツールとして、これから活用してもらえれば」と話している。


写真=最大規模の大雨で広範囲にわたって浸水すると想定されている福知山市街地


    

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