WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2016年7月 4日のニュース

黄金伝説の山中を探訪 報恩寺で膨らむ期待

黄金伝説が残る山中 黄金伝説が残る京都府福知山市報恩寺地区内の山中で3日、ふるさと探訪が開かれ、参加者が好奇心を刺激された。地域活性化グループ・笹の雫の会(栗林拓爾会長)が、伝説を後世につなごうと、実施した。

 伝説は「葛尾にあるお寺のイチョウの木の下に百尋(ひろ)の金の鎖が埋まっている」というもの。葛尾は地名で、かつては福性寺があり、大きなイチョウの木がそびえていたという。現福性寺は1927年(昭和2年)に報恩寺地区の別の場所へ移転しているが、建物は1773年(安永2年)の再建時のものだという。

 ふるさと探訪では現住職の桐村正昭さんが、寺の跡地で講話。20人の参加者を前に、かつては境内に僧堂や浴堂など七堂伽藍が配置され、平安時代の内乱で焼き打ちに遭うほどの勢力を持っていたと推測されることを説明した。

 さらに「安永2年」の銘が入った仏具を紹介し、「ひょっとしたら百尋の金の鎖の一部が使われているのかもしれません」と冗談めかしたが、伝説に期待を膨らませる参加者もいた。


写真=黄金伝説が残る山中で桐村さん(右)の話を聞いた

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ