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両丹日日新聞2016年6月28日のニュース

少子化時代の教育環境は 大江のPTA保護者会が研修会

 京都府福知山市大江町の小中学校、保育園のPTA・保護者会が27日夜、大江町河守中央の総合会館で合同研修会を開いた。保護者や地域住民ら約60人が出席し、町内で少子化が進む中、児童、生徒のより良い教育環境整備について考えた。

 市教委が示した市立学校教育改革推進プログラム後期計画案では、大江地域の美鈴、有仁、美河の3小学校と大江中学校は小中一貫校「義務教育学校」として統合し、大江学園(仮称)とする方針を掲げている。

 このため、町内3小学校で児童数が最も少ない美鈴小(現32人)では、昨秋にPTAが「今後を考える会」を設立。有仁、美河両小学校と大江中学校、げん鬼保育園のPTA、保護者会とも連携して、統合を含む教育環境の推進を考えていくことを申し合わせている。

 合同研修会では2013年4月に市内初の小中一貫校として統合された夜久野学園(夜久野町高内)の小学校教頭が、学園の施設や学習内容、行事などについて説明。学園設立後、児童・生徒たちの縦のつながりが生まれるとともに、落ち着いた雰囲気で学習ができている様子を話した。

 続いて学園の保護者と教頭の3人が事前に大江地域の保護者たちから出されていた小中一貫校についての質問に答えた。

 一貫校になって良かった点では、「当初は子どもたちに大きな変化を与え、不安にさせたが、今では一体感ができている」「会合出席などPTA役員の負担も少なくなった」と話した。

 美鈴小学校PTA会長の森脇正嗣さんは「今後PTA、保護者会の5つの団体が連携できる組織をつくりたい。そこで様々な意見を集約して、統合についても、保護者としてのある程度の方向性を打ち出していきたい」と話している。


写真=森脇正嗣・美鈴小PTA会長が研修会開催に至った経過を説明した

    

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