朝来市和田山町法興寺に、公立豊岡病院組合朝来医療センターが誕生した。隣接して市保健センターも完成。22日に保健センターで「あさご健康フェア」が開かれ、医療センターの木山佳明院長が記念講演する。演題は「知っておきたい、がんのこと」。無料。だれでも聴講できる。

　朝来医療センターは、市内にあった梁瀬医療センターと和田山医療センターが統合して今月1日に開院、9日から外来診療を始めた。鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積約1万3800平方メートルの施設で、内科、消化器内科、循環器内科、外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、リウマチ科、血管心臓外科などがある。病床数は150床。

　今後増加する高齢者疾患の医療に重点を置き、内科、外科、整形外科による2次医療を提供。地域の診療所や市の福祉部門などと連携して切れ目のない医療の提供もめざす。

　隣接する市保健センターは鉄筋コンクリート一部鉄骨造り平屋建てで、講演会や健康体操などができる保健センター約1100平方メートルと南但休日診療所約200平方メートルからなる。ひと足早く3月28日に開所した。

　健康フェアは保健センター完工記念イベントとして開くもので、院長講演は午後1時30分から。このほか午前10時〜午後3時の時間帯で、血管年齢測定、骨の健康チェック、健康・栄養・歯科・育児相談もある。

　公立朝来医療センターは、電話079（672）3999。フェアについては市保健センター内の市地域医療・健康課、電話079（672）5269へ。


写真＝和田山に完成した公立豊岡病院組合立朝来医療センター