福知山市大江町金屋の大江高校は、2015年度の進路状況をまとめた。卒業生は97人で、内訳は進学が58人、就職は31人、その他（未定を含む）8人となった。

　進学は4年制大学に計20人。京都産業、大阪経済、龍谷、神戸学院、摂南などに合格。また北陸の薬学部に1人が進んだ。遠方では東京の大東文化などに受かった。

　短大は華頂、京都外国語、京都文教、関西女子などに10人が進学。学科は保育士などを目指す幼児教育やキャリア英語、食物栄養、美術などだった。

　専門学校は舞鶴医療センター付属看護学校、京都コンピュータ学院などに28人。理・美容、ファッション関連の学校へも多く進学した。

　就職は、希望者のほとんどが1次選考で採用が決まった。種別では、浅田可鍛鋳鉄所、京セラサーキットソリューションズ、武田ヘルスケアなど製造業が一番多かった。

　サービス関連は日本郵便など。事務系ではＧＳユアサや京都丹の国農協などに就職を決めた。公務員では陸上自衛隊に1人進んだ。

　就職地区は府内が28人、府外が3人。今年も福知山市内の長田野工業団地の企業などが多く、地元志向が強かった。

　田中重春副校長は「景気が良くなったせいか、就職の求人数が少し増え、希望者のほとんどが9月中に内定を得ることができました。大学進学も、第一志望校への合格を目指し、授業がほとんどない2月中に学校に来て勉強する生徒もいて、粘り強く頑張っていました」と努力を評価している。