春の味覚・タケノコの出荷が22日、京都府福知山市報恩寺で始まった。今年は収穫量が少ないとされる「裏年」に当たるが、初日から長さ25センチ、重さ1キロという形の良いものも持ち込まれ、関係者を喜ばせていた。
報恩寺産は軟らかくえぐみが少ないことで知られ、贈答品としても人気がある。地区では生産農家88戸が約10ヘクタールの竹林で栽培。「報恩寺筍生産グループ」(大槻久雄代表)が出荷している。
冷え込みが厳しい中、午前8時から、生産者が朝掘りのタケノコを集荷場に運んだ。それを生産グループのメンバーが手に取り、「上」「中」「小」の3ランクに分け、箱詰めしていた。
大槻代表(83)は「昨年12月が暖かかったためか、大きいものが多く、初日としてはまずまず。今シーズンは20トンぐらいの収穫を見込んでいます」と話す。
集荷日は5月6日まで32日間の予定。福知山や舞鶴の市場に出荷するほか、小売りもする。問い合わせは報恩寺の集荷場、電話(32)0334へ。不在でつながらないこともある。
写真=持ち込まれたタケノコをランクごとに分けていった(22日午前8時15分ごろ)
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。