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両丹日日新聞2016年3月 8日のニュース

喀痰吸引研修の実技演習 府北部で初めて 

喀痰吸引研修 府北部初の介護職員等喀痰吸引研修の実技演習が、福知山市西小谷ケ丘の成美大学2号館で行われている。一般社団法人福知山民間社会福祉施設連絡協議会(廣田真会長)の主催。研修は終盤に入り、受講者は実技評価テストに臨んでいる。

 特養ホームなどの施設で、医療的ケアの喀痰吸引などを行うことができる介護職員を養成するための研修。人材が増えることで、施設で重度支援が必要な人の受け入れ態勢を整えることができる。1施設に6人の有資格者がいれば、24時間対応の条件が整う。現在は多い施設で2人程度という。

 研修は、これまでは府南部まで出向く必要があったが、昨年11月から今年3月までを期間に、府北部会場で初開催。福知山と近隣市から定員いっぱいの30人が受講している。

 これまで、2クラスに分かれて講義と実技で学び、最後の実技評価テストを迎えている。

 4日は1クラスの15人が3通りの喀痰吸引の評価テストを受けた。1つにつき5回成功しなければならず、計15回の合格が必要になる。福知山市内の施設に勤務する看護師が試験官になり厳しくチェック。医師の指示書の確認、消毒、利用者への説明、状態観察、正しい器具の取り扱い、吸引、吸引チューブの後処理、報告など33項目をこなした。

 成美大での研修は9、11両日に終わり、受講者は施設での実地研修に入る。修了者は京都府に「認定特定行為業務従事者」としての申請をし、認定証の交付を受ければ喀痰吸引ができる。


写真=府北部で初めての喀痰吸引研修の実技が行われた

    

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