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両丹日日新聞2016年3月 7日のニュース

災害時の救護法指導 日赤京都府支部がセミナー

地域防災セミナー  東日本大震災からもうすぐ5年になるのを前に、日本赤十字社京都府支部福知山地区などは6日、福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで地域防災セミナーを開いた。市民ら13人が受講し、避難所での高齢者ら弱者の救護、支援の仕方などを学び、大災害に備えた。

 福知山地区は赤十字レスキューチェーン京都福知山支会と共催で、毎年市内で地域防災セミナーを開講。今年度は昨年8月に開いたが、東日本大震災が発生して、11日で5年になるため、今一度防災意識を高めてもらおうと、再度実施した。

 最初に大震災の時に被災地で活動した日本赤十字社府支部の山田二三男・事務局付部長が、災害時に日赤が配布する毛布や懐中電灯、携帯ラジオなどを備えた緊急セットを見せた。

 このあと府支部の前田ゆかり・健康生活支援係長が、災害が高齢者に及ぼす影響について話した。お年寄りは災害によるショックや避難所生活による環境の変化などで、ストレスを感じ、体調不良を起こしやすくなる−と説明。高齢者へのより良い接し方として、出来ることは自分でやってもらい、むやみに励まさないようにする心遣いが必要と教えた。

 災害時の救護法などの実技体験もあり、ビニール袋の中にタオルを入れて熱湯をかけるホットタオル、毛布とストッキングを使う簡易ガウンなどの作り方を覚えた。

 また、少ない米で炊く特殊な袋を使った炊飯体験も経験した。

 受講した市老人クラブ連合会の塩見建男事務局長(70)は「災害時の対応にかかわる実技体験が特に参考になった。今後連合会の会合や行事などで伝えていきたい」と話していた。


写真=毛布を使った簡易ガウンの作り方を学ぶ受講者たち

    

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