WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2016年3月 5日のニュース

元気に戻ってきて 市民ら育てたサケの稚魚を放流

サケの稚魚を放す参加者 市民らが卵を孵化させて育てたサケの稚魚の放流が5日、福知山市波江、天津橋下流の牧川と由良川の合流点付近であった。市内の親子連れら約100人が参加し、「大きくなって無事に帰ってきて」との願いを込め、約2万3千匹を放した。

 サケのふるさと由良川を守る会(衣川務会長)が主催。飼育したサケの放流事業は、環境保全の意識を持ち、郷土愛を深めてもらおうと、07年度から取り組んでいる。

 今回、稚魚は昨年秋に市内の由良川で採捕したサケから取り出した卵と新潟県産の卵を、12月から個人13人と小中学、高校、公民館など15団体が孵化させて約3千匹を育成。このほか衣川会長が約2万匹を育てた。

 放流事業では、衣川会長が最初にサケの生態や習性などを説明。「稚魚を1千匹放して、やっと1匹が帰って来る程度で、そ上中は何も食べない」などと話した。このあと参加者たちは川岸に移動し、体長5、6センチの稚魚が入ったバケツをゆっくり傾けて川に放流した。

 市立南陵中学校2年の堀凪沙さんは、理科部の活動として学校で飼育。「成長具合によって、飼育環境を変えなければいけなかったので、難しかったです。古里の川に戻ってきて、たくさんの卵を産んでほしい」と話していた。


写真=ゆっくりとバケツの中の稚魚を放す参加者たち(5日午前10時ごろ)

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ