WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2016年3月 4日のニュース

高校野球:甲子園6回の田所前監督、成美から岐阜第一へ

田所孝二校長 福知山市水内、福知山成美高校の前硬式野球部監督、田所孝二校長(56)が今月末で退任し、4月から私立・岐阜第一高校(岐阜県本巣市)の野球部監督に就任する。2014年から成美で校長職に就いていたが、約2年ぶりの現場復帰となり、新天地で野球人生が再び始まる。

■新天地で2年ぶりに現場復帰■

 3月末で校長の任期が終了。野球部の強化を図りたい岐阜第一と、もう一度野球に携わりたいという田所校長の思いが合致し、監督就任が決まった。

 岐阜第一は、前身の岐阜短大付属岐阜高時代を含め、春夏合わせて6回、甲子園大会に出場しているが、01年春以来、大舞台から遠ざかっている。

 田所校長は福知山高卒業後、関西大、社会人野球の日本新薬で遊撃手として活躍。1993年から2年間、青年海外協力隊員として、グアテマラで野球を教えた。96年4月に成美高の前身である福知山商業高の教員として採用され、その年の秋に野球部監督に就いた。

 99年夏に悲願の甲子園出場を果たして以後、夏の選手権は計4回、春のセンバツは2回出場し、06年夏と14年春に8強入り。阪神島本、DeNA桑原らプロ選手を輩出するなど、強豪校に成長させた。

 福知山商、福知山成美での野球部時代を振り返り、田所校長は「いい時も悪い時も福知山を中心とした北近畿地域の高校野球ファンから応援していただいた」と感謝の気持ちを表した。

 岐阜第一では社会科の教員として教壇にも立つ。「岐阜第一は専用の野球場があり、野球環境が整っています。成美でやって来たのと同じように、だれにでもチャンスを与え、技術を伸ばす野球をしたい。1、2年目はしんどいと思いますが、地元の生徒がたくさん入部してくれるよう頑張りたい。甲子園で成美と対戦したいですね」と抱負を語る。


写真=4月から岐阜第一高の野球部監督に就任する田所校長

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ