社会福祉法人みのり福祉会が運営する福知山市新庄、修斉保育園（福谷加枝園長、127人）の新園舎が出来上がった。旧園舎より一回り大きく、部屋数も増え、快適な保育環境になった。5日にしゅん工を行い、関係者が完成を祝う。

　修斉保育園は1952年に半田で開設され、75年に現在地に移転された。市立保育園として歴史を刻んだが、昨年4月からみのり福祉会（芦田道祥理事長）が運営を引き継いだ。昨年7月から老朽化が進む園舎の改築工事を進めていた。

　新園舎は鉄骨造り2階建て延べ1174平方メートルで、淡い緑や薄いピンクなどを使った色合い。室内には木を多く使って温かみを持たせた。1階に保育室5室、遊戯室、職員室、給食室など、2階に保育室4室、事務室、会議室などを設けた。

　多目的に使う遊戯室は今までの倍の広さの約230平方メートルとなり、天井の高さを5メートルにして開放感を持たせた。職員室は建物の中央付近に配置して園庭で遊ぶ園児に目が行き届くようにした。

　人工芝を敷いた2階のバルコニーはプールを置いて水遊びができるようにした。非常階段の途中に滑り台を設けて遊具にも使えるようにしている。

　用地造成などを含む総事業費は約4億円。株式会社ヨネダが請け負った。

　園児たちは改築工事中、近くの仮校舎で保育を受けていたが、2月29日からすでに新園舎に移っている。


写真＝改築されてた真新しくなった園舎