スポーツを通じて子どもたちの健全育成や創造性を育んでいる福知山市スポーツ少年団は、土師のホテルロイヤルヒル福知山＆スパで27日、団創設50周年の記念式典を開いた。本部役員や少年団に加盟する単位団の代表者ら約100人が出席し、節目を祝うとともに、今後も各競技を通じて少年たちの健全な育成に努めていくことを誓い合った。

　1965年に市内で初のスポ少として、鋳物師町スポーツ少年団、中央剣道第1・第2スポーツ少年団が誕生。2年後に市少年団本部を結成した。現在は剣道、軟式野球、バレーボール、サッカー、少林寺拳法、バスケットボールの6種目、32単位団、約870人が加盟している。

　記念式典で芦田正人本部長は「将来を担う子どもたちが心身ともに健やかに成長出来る環境を整備していくことが大切で、今後もスポーツを通じて子どもたちとさまざまな活動をしていきたい」と述べた。

　続いて少年団の活動に寄与したとして、特別功労者7人、功労者10人、指導者29人を表彰。1団体と1人に感謝状を贈った。

　このあと庵我少年野球スポーツ少年団出身で、現在日本女子プロ野球リーグ・京都フローラの植村美奈子投手（23）が記念講演。兄の影響で小学校から野球を始めたことや中学校時代に野球部に入り、そこで一生野球を続けていこうと思った気持ちなどを話した。


写真＝式典であいさつする芦田本部長