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両丹日日新聞2016年2月25日のニュース

梅の酸味生かした担々麺 淑徳高生がグルメ甲子園で優勝

担々麺で勝負した福知山淑徳高校 高校生が梅を使ったオリジナル料理を競う「第1回UME−1グルメ甲子園in梅の里みなべ」が和歌山で開かれ、担々麺で勝負した福知山淑徳高校(福知山市正明寺)のチームが優勝した。料理名は、丹波の生徒が丹波の食材を生かして作った「ウメェ〜担丹麺」。審査員から「麺を食べた時の辛みと梅の酸味が合い、おいしかった」と高い評価を受け、生徒たちが自信を付けている。

 グルメ甲子園は、和歌山県みなべ町とみなべ梅対策協議会の主催。特産の南高梅誕生50周年を記念して21日に同町で開かれ、県内外の10校が出場した。

 挑んだ淑徳高生は調理系列の3年、側田順平君、2年の大槻正夫君、1年の柿渕葵さん、原田哲彰君の4人のチーム「tantan」。

■京地どりや丹波のネギなど使い■

 京都府のブランド畜産物で福知山産の京地どりを使った鶏がらスープに、梅肉や梅酢などを合わせ、福知山の製麺所で作られた麺、丹波市のネギなどを利用して、1食400円で販売した。

 当日は北風が吹く厳しい寒さのなかで、料理のPRにも力を入れ、一般来場者にも販売。紀州南部ロイヤルホテルの料理長ら10人の審査員が、味、独創性、接客態度、PRなど総合的に判断した。梅シロップを使ったチキン料理や梅肉入りのパスタなど、他校のアイデア料理を上回り、淑徳高生の担担麺が「うめぇ料理」に選ばれた。

 辛い料理に梅の風味をどのように生かすかが難しく、試行錯誤したという生徒たちは「梅に対する思いが熱い地元の高校生に負けないような気持ちで挑戦できたのが良かったです。お客さんに対して感謝の気持ちを込めて作ることの大切さが、改めて分かりました」と話していた。

 担当した藤原竹志教諭は「生徒は京地どりなどの生産者さんにも話を聞きに行くなど、地元の方にお世話になりましたが、優勝したことで、少しは恩返しができたと思います。生徒たちは料理に対しても、お客様に対しても、さらに意識が高まり、今後の勉強につながるでしょう」と話していた。

 料理は、紀州南部ロイヤルホテルのメニューとして採用される予定。また同校では、福知山で食べられる機会を作れるよう検討している。


写真=優勝を喜ぶ生徒たち

    

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