第31回酒呑童子盃争奪柔道大会（福知山市柔道連盟主催）が21日、猪崎の市武道館で開かれた。高校生から社会人までの男子12チームが参加し、無差別級の5人1組による勝ち抜き戦をした。京都共栄学園高校ＯＢが中心の円心道場（京都市）が優勝、京都共栄高校Ａが準優勝した。両丹日日新聞社など後援。

　大会には京都、兵庫、大阪、滋賀の4府県から強豪選手がそろい、見応えのある試合を繰り広げた。

　開会式で、昨年優勝した円心道場の宮下裕吉選手が「日ごろの練習成果を発揮し、正々堂々と戦います」と選手宣誓。このあと競技を開始し、3チームずつ4ブロックに分かれて予選リーグをし、各ブロックの優勝チームが決勝トーナメントに進んだ。

　各チームとも先鋒から大将まで、どの選手を何番目に戦わせるか勝ち抜き戦ならではの作戦を練り、試合に臨んだ。倍ほどの体重差がある対戦もあり、観客席を沸かせた。

　円心道場は、準決勝で宝塚柔道教室Ａ（兵庫）と対戦し、2人を残して勝利。決勝でも京都共栄高校Ａに2人残しで勝った。3位は伏見青年の家（京都）と宝塚柔道教室Ａだった。

　宝塚柔道教室Ａの松浦將和選手が5人勝ち抜きをして敢闘賞を受けた。


写真＝見応えのある試合が続いた