2015年分の所得税・復興特別所得税の確定申告の受け付けが16日から、全国一斉に始まった。京都府福知山市篠尾新町の福知山税務署にも、朝早くから多くの人が訪れて書類を作成したり提出したりしている。3月15日まで。

　給与収入が年間2千万円を超える人、自営業の人、医療費や住宅ローン控除を受けられる人らが申告の対象になる。

　同税務署では、手書きとパソコンで書類を作成できるようにコーナーを設けている。メーンは自動計算が便利なパソコンで、初日は10台を設置。やり方がわからない人は署員らに教わりながら必要事項を入力して、「ｅ−Ｔａｘ（国税電子申告・納税システム）」で電子申告していた。今後最大15台まで増やして対応するという。

　駐車場は臨時を含めて35台分を確保しているが、初日は満車状態が続いている。

　檜垣政敏総務課長は「序盤、終盤は混雑します。早めの申告をお願いするとともに、自宅でもスムーズにできるｅ−Ｔａｘをご利用ください」と話していた。

写真＝職員らに教わりパソコンで申告（16日午前10時ごろ、福知山税務署で）