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両丹日日新聞2016年2月12日のニュース

高校生が企画・案内の日帰りツアー 人気でキャンセル待ち出た

高校生がガイド 福知山市大江町金屋の大江高校(永井正樹校長)の生徒らが企画した日帰り観光ツアー「ブラみやづ」が11日にあり、各地から定員いっぱいの24人が参加。生徒ら9人が案内役を務め、大江町や宮津市の名所を巡った。

 生徒が地元の歴史などを学び、観光ツアーを通して丹後地域の魅力を伝えることで、地域活性化につながれば−との思いで初めて取り組んだ。1、2年生の有志18人で実行委員会をつくり、昨年12月から現地視察と会議を重ね、行程や催しを考えるなど準備してきた。キャンセル待ちが出るほど多くの申し込みがあった。

 ツアー業務を取り扱う日本旅行の添乗員、潮見路恵さんから「明るく笑顔で対応する」「どうすれば喜ばれるか常に考えて行動する」といったガイドの心得を事前に学び、旅行の日に備えた。

 一行は福知山駅に集合し、1両を貸し切りにした京都丹後鉄道で大江駅へ。ここから貸し切りバスに乗り込み、初めの目的地、佛性寺にある市日本の鬼の交流博物館に向かった。職員の佐藤秀樹さんによる鬼伝説の講話を聞いたあと、いよいよ生徒たちの出番。5人が福知山踊りを披露して盛り上げたり、四方風輝君(2年)らの先導で館内を見て回ったりした。

 このあとバスで宮津市内へ。車内では、実行委員長を務める井口開登君(2年)らのアイデアで、参加者にインタビューするなど、移動中も楽しめるよう工夫。宮津では国の重要文化財に指定されている旧三上家住宅のほか、江戸中期の俳人・与謝蕪村ゆかりの浄土宗見性寺、堂内が畳敷きになっている和洋折衷の珍しい宮津カトリック教会などを巡った。

 帰りは丹鉄宮津駅から鉄道を利用。車中で、大江高ブラスバンド部ビッグインレットジャズバンドの9人が演奏するなど最後まで楽しませ、参加者たちは生徒たちの頑張りに笑顔を見せ、旅を満喫していた。


写真=参加者の質問にもしっかりと答えた(日本の鬼の交流博物館で)

    

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