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両丹日日新聞2016年1月25日のニュース

迫る高浜原発再稼働 事故想定して避難訓練

原子力発電所事故想定訓練 再稼働が迫っている福井県高浜町の関西電力高浜原子力発電所の事故を想定した地域防災リーダー研修訓練が24日、福知山市内であった。高浜原発から30キロ圏内の緊急時防護措置準備区域(UPZ)に入る大江町有路下地区のリーダーら17人が参加し、避難経路や避難所の確認などを念入りに行った。

 訓練は京都府と市の共催で、若狭湾沖の地震により、高浜原発3号機が故障。すべての炉心を冷却する機能が失われ、放射性物質が大気中に放出された−との想定で実施された。

 参加したのは有路下防災支部役員の自治会長や民生児童委員、市消防団分団幹部らで、地域の集合場所からバスに乗り込み、市原子力災害住民避難計画に定められている避難場所の市武道館(猪崎)に向かった。

 武道館では衣服や体に放射性物質が付着していないか調べる機械「ゲートモニター」をくぐる体験をした。このあと京都大学原子炉実験所の三澤毅教授による原子炉の事故や放射線、防災などについての講演を聴いた。

 参加者のうち8人は、広域避難先となっている兵庫県上郡町の町スポーツセンターまで、バスで2時間30分かけて移動した。

 有路下防災支部の大槻直人支部長(60)=二箇下=は「スムーズな避難ができたと思いますが、地域が水害の常襲地であるため、災害が重なった場合、どういう風な避難になるのか不安でもあります」と話していた。


写真=市武道館に向かうバスに乗り込む住民たち(大江町・有路下体育館)

    

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