妊娠、出産、育児について夫婦で学ぶ福知山市の「パパ・ママ学級」が、受講者から好評を得ている。協力しあって出産、育児に取り組めるようにと毎年4回開いていて「出産などに対して、夫の関心が高くなり、いたわってくれるようになった」「出産までの流れがよく分かった」と喜ばれている。

　今回の教室は28日から3月11日までに3日間にわたって開く。会場は、市役所横のハピネスふくちやま内にある市中央保健福祉センター。参加無料。

　受講するのは初めての出産を控えた夫婦が主で、妊娠中に気をつけること、赤ちゃんとの接し方など、分からないことが多い。教室では、そうした心配事に対して、一つひとつ分かりやすく教え、不安を解消していく。

　その内容は、28日＝妊娠中の過ごし方（妊娠の経過、妊娠中の栄養の話など）▽2月13日＝出産に向けて（妊婦体操、お産の兆候と夫の役割、入院準備、乳房の手入れなど）▽3月11日＝産後について（産後の過ごし方、赤ちゃんの風呂の入れ方、チャイルドシートの正しい選び方）。

　各回とも、必要に応じて保健師、助産師、栄養士が個別相談に応じるほか、お父さんの妊婦体験もある。また喫煙者、喫煙歴のある人、周囲に喫煙者がいる人は、呼気中一酸化炭素濃度測定ができる。

　市内在住の妊婦と夫、家族が対象。1回のみの参加、夫婦のどちらかだけの応募もできる。各回先着30組を募っている。時間はいずれも午後1時から4時までで、母子健康手帳、必要な人は飲み物などを持参する。


写真＝お父さんの妊婦体験も人気（昨年1月開催時に撮影）