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両丹日日新聞2016年1月 8日のニュース

11年目迎えた人海戦術100リットル献血 陸自福知山

0108kenketu.jpg 冬場の輸血用血液不足の手助けにと、福知山市の陸上自衛隊福知山駐屯地の隊員たちが8日、人海戦術で献血に協力する「100リットル献血運動」に取り組んでいる。運動は11年目を迎え、隊員が力を合わせてできる社会貢献として定着している。

 長期保存がきかない輸血用血液は、常に一定を確保する必要があるが、寒い冬場は献血する人が減る傾向にある。
 
 福知山駐屯地では陸曹でつくる曹友会(武田実会長)が呼びかけて、毎年1人400ミリリットル献血250人以上、計100リットル以上を目指している。
 
 1会場の一日あたりの府内最多献血回数記録を更新しつづけ、昨年は322人(128・8リットル)に達した。それでも受付の待ち時間中に次の業務が迫り献血できなかった隊員がいたことがあった。
  
■バス増車して対応しやすく■
 
 このため、日本赤十字社府赤十字血液センター福知山出張所と協議して、今年は献血バスを例年よりも1台増やして初の4台配車で態勢を整えてもらった。より多くの隊員が献血できるように中隊ごとに時間を区切る工夫もした。
 
 8日の献血は午前7時30分から午後4時30分まで。次々と献血バスに隊員たちが向かっている。上野和士駐屯地司令も駆け付けた。
 
 新成人の第五中隊所属、長澤翔陸士長は「献血は少しの思いやりで人の命を救えます。命を救う仕事の一自衛官として、献血をすることでも社会に貢献したい」と気持ちを引き締めた。
 
 今回で献血72回目になる武田会長は「駐屯地が掲げる『地域との共存』を考えても、献血は大きな取り組みだと思っています。早くから広報にも力を入れて準備をしてきました。一人でも多く協力したい」と話していた。
 
 
写真=笑顔で献血に協力する隊員たち(きょう午前8時40分ごろ)

    

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