福知山市は、2006年3月末に閉園した旧金山保育園（行積）の解体工事に着手する。12日午後1時から指名競争入札をして請負業者を決める。

　同保育園は1963年に開園した。市直営の時期もあったが、87年4月からへき地保育園として地元で運営。閉園までの43年間で計225人が巣立った。

　閉園後は行政目的として使われることなく、園舎は残ったままだったが、地元からの解体の要望などを受け実施することにした。

　解体するのは木造平屋建て延べ床面積約170平方メートルの本館と付属施設。機械・電気設備の撤去と処分も含む。工期は今月15日から3月16日まで。予定価格（税抜き）は419万円。

　由利三次自治会長は「閉園したときは寂しかったが、解体は時代の流れなので仕方がない」と話していた。


写真＝解体される旧金山保育園