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両丹日日新聞2015年12月20日のニュース

労災の多発に歯止めを 福知山労基署長が現場パト

病院建設現場をパトロール 京都府内で労災事故が増加していることを受けて、京都労働局が年末年始無災害運動(12月1日〜来年1月15日)に力を入れている。建設業の死亡事案が多く、福知山労働基準監督署の為井克昌署長は17日、福知山市末広町の京都ルネス病院新築工事現場をパトロールした。

 府内の今年の休業4日以上の死傷者が出た事故件数は1792件(10月速報値)で、前年同期より1割増加している。労災による死者は9月末時点で6人になり、すでに前年通年の2倍。原因は労災事故の主要原因とされる「崩壊・倒壊」「墜落・転落」「激突され」が各2件だった。

 福知山、綾部両市を管轄する福知山労基署管内は11月末時点で99件発生。前年同期と同水準、一昨年からは約3割増で、高止まりしている。そこで、年末年始は作業現場も慌ただしくなることから、安全の再確認を促す狙いで現場パトロールした。管内で現在行われている大規模建設工事として京都ルネス病院新築工事現場を選び、施工業者の金下建設建築部の奥野重人工事長らの案内で巡回。作業員への聴き取りもして、転落や資材倒壊などの危険性がないかを調べた。

 為井署長は「高所の足場は作業員さんも怖いと感じるため安全に気を付けられますが、高さ1メートル程度の脚立やローリングタワーからの転落でも大事故になる恐れがあります。いずれの職場においても、労災リスクを一つでも減らす意識をお願いしたい」と話していた。


写真=新ルネス病院建設現場をパトロールする為井署長(手前)

    

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