WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2015年12月20日のニュース

丹波市のすべてを1冊に 合併10年で市誌編さん

丹波市誌 旧氷上郡6町が合併して丹波市が誕生するまでの経緯と、市発足からの10年をまとめた「丹波市誌」が完成した。15章62節にわたって詳細にまとめ、市の姿がすべて分かる本になった。1冊2千円。市役所と市島など各支所で販売している。

■制度、施設や災害記録も■

 丹波市は市島、春日、柏原、氷上、青垣、山南各町が合併して04年11月1日にスタートした。全国でも例の少ない6自治体の合併で、面積も493平方キロと広大になり、合併後の10年は「決して平たんな道のりではなかった」と、辻重五郎市長は巻頭あいさつで振り返っている。

 編さん作業は13年4月に開始。市役所内の各部署から編さん作業部会員を出して資料や原稿を取りまとめ、元助役ら2人の編さん委員が編んでいった。

 A5判、本文1003ページのほか、巻頭に年度ごとのカラー写真を添えた。

 市が誕生する前の合併協議については11ページを割き、住民説明会やアンケートを重ねてきたことや、市の名前を「丹波市」に決めるまでを、内外の反応を含めて盛り込んだ。

 このほか財政▽生活安全▽福祉▽上下水道▽都市基盤▽健康・医療▽産業経済▽生涯学習▽教育など、幅広く取り上げている。

 消防・防災の章では、10年間の自然災害発生記録とは別に、昨年の8月豪雨の項目を設け、災害の規模、災害発生から復旧へ向けての経過、復興プラン、被災者支援について詳しく書きとどめた。

 行政のサービス、制度内容などソフト面に加え、ハード面でも市内の親水公園、資料館、ホールなど各公共施設について、所在地・規模と共に年間利用者数などを記載。小中学校については、学校ごとの特色に校章、校歌、歴代校長、PTA会長名を添えて紹介した。

 編さん委員の足立元さん、田村庄一さんは編集後記で「この10年は、世相や制度がめまぐるしく変化した時代であり、事実を正確に残すことは想像以上に困難な作業になりました。ご期待に十分応えられる市誌ではないかもしれませんが、市政の推移はおおよそおわかりいただけるものと思います」としている。


写真=10年の市の歩みをまとめた丹波市誌

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ