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両丹日日新聞2015年12月19日のニュース

国交省福知山事務所が住民と一緒に堤防点検

1218teibou.jpg 今秋の関東・東北豪雨により各地で浸水被害が発生したことを受け、国土交通省福知山河川国道事務所は17日、福知山市の音無瀬橋下流左岸河川敷で、川沿いの住民たちと一緒に堤防点検をした。堤防の改修部分などを見て回り、防災の意識を共有した。

■13年の台風18号で漏水した岩沢堤■

 共同点検は国交省の各事務所で、洪水が起きる危険性の高い場所を対象に実施。福知山事務所は、2013年の台風18号による洪水で漏水した寺町周辺の堤防「岩沢堤」を点検対象とした。

 点検には国交省の職員と市内の惇明、昭和、大正学区などの80自治会でつくる福知山堤防愛護会の会員、市職員の計35人が参加した。

 最初に国交省福知山の菅良一調査第一課長が岩沢堤の漏水について説明。川水の地下からの侵入を防ぐため、堤防ぎわの地中に埋められた板状の杭・矢板(縦4・64メートル)の下を抜け、市街地側へと漏水した状況を話した。

 14年度に、長さ約10メートルの矢板を打ち込んだ補強工事の概要も述べ、このあと点検した。矢板が打ち込まれている場所を確認し、堤防の現状も目視した。

 愛護会員からは、堤防の盛り土部分の強度などについての質問もあった。愛護会の谷垣均会長(67)は「実際に意識して見て回ると、堤防の状況などが良く分かります。補強箇所の説明を受けて安心しました。自分たちも防災などに関してできることをやっていきたい」と話していた。


写真=国交省職員の説明を受けながら、岩沢堤を見て回る福知山堤防愛護会の会員たち

    

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