国土交通省福知山河川国道事務所は、国道9号福知山市東堀−岡(自衛隊下交差点、1・3キロ)間の開通1年の整備効果をまとめた。国道9号の交通量が大幅に増え、市街地や長田野工業団地への上り下りのアクセス向上などで効果があったとしている。
国交省が、長田野から新庄の国道429号交差点までの5・8キロ区間を福知山道路として1978年に事業化し、4車線化整備に取り組んでいる一部区間。東堀−岡間を昨年11月に高架化したことで長田野−篠尾間4・1キロが完了した。
自衛隊下交差点の一日交通量は、同区間開通前の2010年交通センサス調査よりも1・16倍の約3万400台に増えた。94年センサス調査の2万1300台からは約4割増加した。
市街地と周辺部とのアクセス向上、観光入り込み客数の増加、市街地方面から長田野工業団地への通勤時間が約5分短縮などの効果を生んだという。
大正小学校の児童が通学時に横断している東堀の国道9号側道部は、本線高架化による交通転換で、一日交通量が開通前から約7割も減少して7600台になり、通学時の安全性が高まった。
また、側道部は8月豪雨災害で冠水し通行止めになったが、本線が高架化したことで、災害時の基幹ルートが確保できたとしている。
写真=側道部(下)から高架化した本線に多くの車が交通転換した
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