WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2015年10月28日のニュース

住民がつくる防災マップ 福知山市で研修会

マップ作成の図上訓練 福知山市は、住民主体で完成させる「地域版防災ハザードマップ(マイマップ)」作成の取り組みを、10月から本格的にスタートさせた。その初回として、市内の自主防災組織のうち、応募があった21組織を対象に、ワークショップを開催。東羽合の市消防防災センターで行い、マイマップの趣旨や内容、進め方などを解説した。

 ワークショップは、20日から27日までの間に、同様の内容で4回開き、21組織がいずれかの日程に参加。26日には、三和町中出、岩井、三俣、岩間、東堀の5自治会の自治会長ら17人が参加し、話を聴いた。

 初めに市危機管理室から、マイマップは災害の危険性が高い場所、災害履歴箇所、避難場所や経路を示すもので、地域ごとに作成すると説明を受けた。

 共通項目として、想定浸水区域や土砂災害警戒区域、避難所などのほか、非常時の持ち出し品や緊急時連絡先一覧も記載するとし、「A3サイズの紙を基本にまとめて」と伝えた。

 引き続き、マイマップ作成の図上訓練もした。各地域の地図に、自宅から避難所までの経路を書き込み、道中の危険箇所や昨年の8月豪雨で浸水した場所などに、シールで印をつけたりした。

 参加者らは「ここは川をまたいで避難するから危険」「側溝があるで暗いと危ないな」などと意見を出し合いながら作業し、最後にそれぞれの代表者が発表して締めくくった。

 2回目以降は、各地域の公民館などで作成を進め、避難ルートの計測や危険箇所の確認などを目的として、11月にはまち歩きも行い、マップに反映させていく。

 参加した21組織分については、今年度中に完成させる予定で、対象世帯に全戸配布するという。マイマップの作成は、ほかの自主防災組織を対象に、来年度以降も取り組むことにしている。


写真=マップ作成の図上訓練をした

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ