東日本豪雨で被災した北関東や東北のためにできることをと、福知山市土師の福知山高校生徒会(家田祥伍会長)が校内募金活動に取り組んでいる。福知山が水害で被災した際、全国から支援の手が差しのべられたことへの感謝を胸に、少しでも恩返しをしたいとの思いを込めている。
生徒らは、昨年の8月豪雨被災後、地域で泥のかき出しを手伝うなどボランティアに汗を流した。
今年は福知山では大きな被害はなかったが、豪雨で茨城県の鬼怒川の堤防が決壊するなど、多くの人が被害に遭ったというニュースを目にし、生徒らは他人事とは思えなかったという。
最初の18日朝には、10人が昇降口付近に立ち、「募金をお願いします」と大きな声で呼びかけた。登校してきた生徒たちも、次々と募金箱へ寄付金を入れていた。
3年の家田会長は「僕たちも(一昨年と昨年は)つらく悲しい思いをしたので、今回被災された方々の気持ちはよく分かります。少しでも役に立てたら」と話していた。
できるだけたくさんの協力を呼びかけるため、大型連休明けの24、25両日にも実施。それぞれ登校時と昼休みの一日2回取り組み、集まった浄財は日本赤十字社へ寄付する予定にしている。
写真=生徒らが次々と募金に協力した
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。