WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2015年9月18日のニュース

軟式野球:京都府初 SECが天皇賜杯全日本大会連覇

高円宮妃殿下とSECの選手たち 三重県四日市市などで開かれた天皇賜杯第70回全日本軟式野球大会で、前年度優勝チームとして出場した福知山市の社会人チーム、SECカーボンが優勝し、連覇を成し遂げた。天皇賜杯での京都府チームの連覇は初めて。

 大会は各都道府県の代表と前年度優勝チームの計57チームが出場し、12日から5日間、トーナメント戦を繰り広げた。

 SECはシードで2回戦からの登場となり、初戦は杜の都信用金庫(宮城)に3−1で勝ち、3回戦は和合病院(愛知西)を接戦の末1−0で下した。準々決勝はドウシシャ(大阪)を4−2で、準決勝は小松精練(石川)を5−0で破り勝ち上がった。

 決勝はニデック(愛知東)と対戦。エース同士の投げ合いとなり、ゼロ行進の息詰まる投手戦が続いたが、SECは9回裏、9番西中佑太選手の安打などで1死満塁としたあと、4番小寺宏明選手の左越え適時打でサヨナラ勝ちした。芦田裕嗣投手は制球力が安定し、相手打線を4安打に抑えた。

 SECは全試合を通じて失策わずか1で、試合ごとにヒーローが変わり、全員野球で勝利をもぎとった。

 最優秀選手は3回戦と決勝の2試合で完封勝利した芦田投手、優秀選手は小寺選手が、それぞれ2年連続で選ばれた。

■高円宮妃殿下から優勝メダル■

 表彰式では大会名誉総裁の高円宮妃久子さまから山内一真主将に賜杯が渡され、選手一人ひとりに優勝メダルがかけられた。

 福知山から多くの野球関係者が会場に訪れ応援。SECの全試合を観戦した市野球協会の松井博孝副会長は「粘って勝利した3回戦の時点で連覇を確信しました。ぜひこの勢いを国体でも見せてほしい」と期待する。

 糸井基博監督は「連覇へのプレッシャーを活力に変えて今大会に臨みました。決勝まで戦う度に成長し、投手力を中心とした守りの野球ができました。連日多くの人たちに応援に来ていただき、ベンチとスタンドが一体となって戦えたことが連覇につながりました」と喜んでいる。

 SECは、10月2日からの紀の国わかやま国体にも府代表として出場する。

写真=高円宮妃殿下からSECの選手たちに優勝メダルがかけられた

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ