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両丹日日新聞2015年9月16日のニュース

靴箱サイズの現代アート 養泉寺で展示

シューボックスアート巡回展 京都府内の作家ら60人による靴箱サイズの現代アート作品を集めた初の展覧会「シューボックスアート巡回展」が、福知山市中、丹波萩寺の養泉寺で開かれている。靴箱に入る大きさなら題材、材質は自由で、個性の際立つ作品が訪れる人の目を引き付けている。23日まで。観覧無料。

 基礎造形研究所(山田実代表・京都市)が主催。京都市以外の地域、特に遠方の府北部での一般的なアート作品展は、運送費がかさむなどし、これまで実現が難しかった。そこで、作品を靴箱サイズに限定することで運送費軽減を図り、出展しやすくした。

 京都彫刻家協会の会長も務める山田代表が、協会員や知人作家たちに出品を呼びかけ、京都市内から30人以上、大阪などの府外、開催地の地元福知山などからも、1人1作品を靴箱に入れて出した。

 境内のハギが見ごろを迎える養泉寺本堂に並ぶ現代アート。動物を模したものからメッセージ性が強い抽象的なオブジェ、3Dプリンターで仕上げたものなど、立体と平面の作品がずらり。送った靴箱をそのまま作品にしたユニークなものもある。展示台の下には、郵送で使った靴箱を置いている。

 通常のクラフト展よりも幅広いものが集まり、自身も木工作品を出展する一常宗玄住職は「府北部でこれほどレベルの高い作品が集まることは少ないと思います。作家の遊び心も満載で、一つひとつじっくりと楽しんでいただけたら」と話していた。

 時間は、午前10時から午後5時まで。

 25日からは京都市上京区、北野天満宮東側のギャラリー黎(ビギン)に会場を移す。


写真=靴箱サイズの現代アート作品に見入る

    

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