敬老の日（21日）を前に、福知山市内各地で5日から敬老会が始まった。70歳以上が対象で、今年は戦後生まれの人たちが初めて出席している。5日は、土師のホテルロイヤルヒル福知山＆スパで、遷喬地区自治会長協議会主催の敬老会があり、長寿を祝った。11月末までを中心に学区、公民館、施設など主催の敬老会が計画されている。

■市内100歳以上は87人　最高齢は110歳■

　市のまとめによると、70歳以上の対象者（7月1日現在）は1万6934人（男性6798人、女性1万136人）。100歳以上は87人（男性17人、女性70人）で、最高齢は110歳の女性。

　市から長寿祝いの記念品として、今年中に傘寿（80歳）の849人にバスタオル、米寿（88歳）の528人に純毛ひざかけ、卒寿（90歳）の371人に綿毛布が贈られるほか、市連合婦人会、市社会福祉協議会などからも記念品がプレゼントされる。

　遷喬地区自治会長協議会（会長・大槻保政観音寺自治会長）主催の敬老会は、卒寿、米寿、傘寿、喜寿（77歳）、古希の節目となる163人に声をかけ、このうち89人が出席した。

　第1部の式典で大槻会長が「今回は初めて戦後に生まれた方に参加していただいています。これまでに培われた経験、知識を地域社会の発展に生かしてください」とあいさつ。市や市社協、市連合婦人会などから記念品が贈られたあと、来賓の松山正治市長らが祝辞を述べた。

　第2部の祝宴では余興があり、地元のグループや有志が歌、踊りなどでお年寄りたちを楽しませた。

　今後、市内各地で土、日曜日と敬老の日などに開催が計画されている。夜久野町では別の時期に自治会単位で開いているところが多い。


写真＝長寿を祝う記念品を受ける出席者