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両丹日日新聞2015年9月 6日のニュース

シューベルトの聞いた音色 丹波国際音楽祭で

フォルテピアノ 毎年9月から11月にかけ、丹波市と篠山市で国内外のアーティストを迎えての音楽祭が開かれている。「丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば」。今年はホールで、街角で、大小様々に計12のコンサートが開かれる。

 「シューベルティアーデ」は、シューベルトが仲の良い友だちを自宅のサロンに呼んで開いたコンサートのこと。両市ではシューベルトの音楽を核とした活動を通じ、地域交流・国際交流の輪を広げながら文化のまちづくりを−と、行政、民間の様々な団体と兵庫県などで実行委員会を組織して1995年から国際音楽祭を主催してきた。オーストリア大使館、国際フランツ・シューベルト協会など後援。

 今年のオープニングは、お菓子の里丹波ミオール館(篠山市東吹)でのオープニングサロンコンサート。9月12日午後1時からと3時30分からの2回公演で、「シューベルトはこんな音色を聞いていた」をテーマに企画した。

 音楽祭の今年のフランツ(シンボルアーティスト)城村奈都子さんがフォルテピアノ、エクス・ノーヴォ室内コンソートなどのコンサートマスター・伊左治道生さんがバロックヴァイオリン、テレマン室内オーケストラ首席フルート奏者の森本英希さんがクラシカルフルートを演奏。丹波の森の音楽監督・畑儀文さんがテノールを聴かせる。
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 フランツの城村さんは武庫川女子音大専攻科を修了し、同大付属中高非常勤講師や関西フィル合唱団伴奏ピアニストなどを務めている。丹波の森には在学中から出演してきた。

 曲目は即興曲ハ短調D899/1、ヴァイオリンソナタ第1番ニ長調D384、「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲ホ短調D802よりなど。

 3千円でケーキとお茶付き。当日は3500円。

■美術館、小学校でも■

 その後は美術館や地域の交流施設などで500円(高校生以下無料)の「街角コンサート」が繰り広げられ、11月14日に丹波の森公苑ホール(丹波市柏原町柏原)でファイナルコンサートがある。

 このほか小学校での「ふるさと音楽ひろば」が10回(一部は6月に開催)、中学高校での「キン(近くで)・コン(コンサートを)・カン(鑑賞)」コンサートが12月までに4回企画されている。

 いずれも問い合わせは電話0795(72)5170、丹波の森公苑。


写真上=シューベルトが聞いた音色を再現するフォルテピアノ
写真下=今年のシンボルアーティストの城村奈都子さん

    

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