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両丹日日新聞2015年8月 7日のニュース

児童が使う机27台修理 府立工業高校の生徒たち

府立工業高校生 福知山市石原、府立工業高校(田中邦明校長)の生徒6人でつくる「チーム・ブルー」が6日、雀部小学校から依頼を受けて修理した机を同校へ引き渡した。使ってもらう児童たちのことを考え、夏休みに入ったころから、27台を一つひとつ丁寧に直していった。

■授業の溶接技術応用し■

 チーム・ブルーは、機械プランニング科の3年生たちが歴代参加し、課題研究で小中学校などの物品修理を請け負っている。チーム名は、着ている実習服の色にちなんで付けられた。今年度から福知山のほか、通学圏の綾部まで対象エリアを広げており、計10件の依頼を受けている。

 雀部小の机27台は脚の部分ががたついており、給食台1台は脚が折れていた。生徒たちはこれまでに学んできた技術を生かして、机の溶接部を外れないようにしっかり溶接し直し、がたつきが出ないように注意して仕上げた。

 引き取りに来た雀部小の浅尾敏彦教頭は「児童たちは机ががたがたして困っていました。夏休みの貴重な時間を使って、直していただき、ありがとうございます。大切に使わせてもらいます」と感謝していた。

 チーム・ブルーの永野雄己君は「難しい溶接でしたが、授業で習ったことを応用して仕上げました。小学生たちが使うものなので、気合を入れて頑張りました」と話していた。

 ほかに、綾部市立中筋小学校から頼まれた長いすも直し、4日に引き渡した。


写真=修理した机を引き渡すチーム・ブルー

    

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