WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2015年7月25日のニュース

文化勲章受けた彫刻家・淀井敏夫氏 朝来市で没後10年展

「没後10年淀井敏夫」展 朝来市出身で文化勲章を受章した彫刻家、淀井敏夫さんの没後10年を迎えたことから、淀井敏夫記念館あさご芸術の森美術館(朝来市多々良木)で「没後10年淀井敏夫」展が開かれている。9月6日まで。

 美術館は関西電力奥多々良木発電所の、広大なロックフィルダムのふもとにある。緑まぶしい芝生広場には、淀井さんが亡くなる直前に発表した「朝来、サカナの思い出」など数点が常設展示してある。

 心棒に石膏を直接つける技法で細く伸びるフォルムを構成する独特の作風は、野外でも存在感にあふれ、生前から多くの人びとを魅了してきた。

 1911年、旧朝来郡山口村佐中生まれ。東京芸大を卒業し、65年に同大教授。73年には美術学部長となり、78年退官。この間、熱心に学生たちの指導にあたった。82年日本芸術院会員、98年二科会理事長。翌99年に美術館が開館し、2001年文化勲章受章。05年、93歳で亡くなった。

 没後10年展では、淀井さんが10代で初めて手がけた木彫の習作や、地元では初披露となる石膏で作られた原型、デッサンを含め約90点を展示。アトリエを再現したコーナーでは、愛用の道具類なども紹介している。

 8月12日を除く水曜休館。大人500円、高校大学生300円、小中学生200円。美術館は電話079(670)4111。


写真=「没後10年淀井敏夫」展開催中の館内

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ