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両丹日日新聞2015年7月22日のニュース

「福知山花火大会再開は被害者の理解必要」と市長

0722higaisya.jpg 一昨年8月に福知山市で起きた福知山花火大会屋台爆発炎上事故を受け、被害者家族会(盛本英靖会長)は21日、松山正治市長に、花火大会再開については家族会の意向も聞くことなどの要望書を提出した。その後、非公開で会談が行われたが、家族会や市によると、松山市長は「被害者の理解を得ずに再開するわけにはいかない」と明言したという。

■「再発防止万全なら」と家族会■

 事故では観客57人が死傷した。被害者家族会(被害者の会から名称変更)には現在、12家族、27人が加入している。事故から間もなく2年を迎えるのを前に、諸課題を確認するため申し入れた。

 大会再開への見解について松山市長は「被害者が治療を終えるにはまだまだ時間がかかり、被害者の賛同を得なければ簡単に再開とはいかない」とし、「大会を市が主催することはあり得ない」との姿勢を示した。

 治療が長引き、後遺症が残る被害者らの救済措置や生活面での補償についても「市でできることは可能な限り対応する」との意向を示したという。

 会談後に記者会見をした盛本会長(48)と塩見幸和副会長(69)、細見義行副会長(71)は「大会再開について、再発防止策が万全ならばやぶさかでない。松山市長は思っていた以上に申し入れを真摯に受け止めて対応してくれた」と印象を話していた。

 要望書への文書での回答を8月10日までにするよう要請した。


写真=松山市長(右)に要望書を手渡す盛本会長

    

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