福知山勢2校が快進撃−。第97回全国高校野球選手権京都大会は19日、地元の京都共栄が太陽が丘球場で亀岡との3回戦に臨み、9−0で7回コールド勝ちした。20日には同球場で府立工業が3回戦で京都廣学館と対戦し、6−5でサヨナラ勝ちし、ともに4回戦進出を決めた。

共栄
２０１ ０５０ １＝９
０００ ０００ ０＝０
亀岡
　（7回コールド）

　○…共栄は1回、2死満塁から6番浅井が右前に適時打を放ち2点を先制。3回に1点を加え、5回には浅井の左前適時打などで一挙5点を奪った。7回に1点を加え、勝負を決めた。

　先発の浅井は5回まで亀岡打線を2安打に抑える好投で、打者としても4安打4打点と大活躍。6回からつないだ高槻が2イニングを無安打に抑えた。

京都廣学館
２００ ０００ ２１０＝５
１００ １００ ０３1x＝６
府立工

　○…同点の9回裏、府立工は1死満塁の絶好機に3番塩尻が右越えにサヨナラ打を放ち、激戦にピリオドを打った。

　試合は終盤に大きく動いた。7、8回で3点のリードを許した府立工は8回裏、4番新谷の三塁打や相手のミスに乗じて同点に。9回表の守備では、1死二塁から中前打を打たれたが、中継に入った遊撃手の塩尻が捕手へ好送球し、勝ち越し点を阻止。その裏のサヨナラにつながった。

■4回戦はわかさスタジアム京都で■

　共栄、府立工の4回戦は、22日にわかさスタジアム京都で行われる予定で、共栄は午前9時から京都八幡と対戦。府立工は午前11時30分から、乙訓との試合に臨む。