福知山市駅南町のカトリック福知山教会（小立花忠神父）で4日、このほど完成した聖家族聖堂に地域の人らを招いての「お披露目演奏会」が開かれ、約200人が訪れた。この日のために信徒で結成した聖歌隊が登場した。

　教会は、聖テレジア幼稚園の新築移転に合わせて、福知山、綾部両市内にあった3教会を統合して今春に完成した。

　地域に開かれた教会にと演奏会を企画し、信徒有志が聖歌隊を結成して5月から練習を重ねてきた。

　3部構成で、福知山混声合唱団、フルート、バイオリン、チェロ、ピアノのグループ・アンサンブル・ボストンのゲスト2団体に続いて、聖歌隊が出演した。

　小立花神父が指揮をして「主の祈り」「愛の賛歌」などを合唱した。仕事休みの土曜日に集まり、練習をしてきた聖歌隊が一生懸命歌い、曲が終わるたびに訪れた人たちが大きな拍手を送った。

　小立花神父は「建設工事中にトラックが出入りするなど、地域のみなさんにはご迷惑をおかけしました。演奏会がささやかながら恩返しになればうれしいです」と話していた。


写真＝5月に結成した信徒たちの聖歌隊が初舞台を踏んだ