福知山市水内、福知山成美高校女子ソフトテニス部が、奈良県で8月2日から開かれるインターハイ（全国高校選手権大会）団体戦に出場する。京都府予選で優勝して勝ちとったもので、個人戦でも2組が出場する。インターハイの団体戦出場は3年連続となる。

　地域予選を経て、府予選団体戦女子の部には24チームが出場。3ペア1チームでトーナメント戦をした。

　シード校となった成美は、初戦の2回戦で龍谷大平安、3回戦で久御山、準決勝で鳥羽を破り、決勝は京都文教と対戦。2−0で退けた。2回戦から決勝まで相手校をゼロに抑える圧勝で3連覇を達成した。

　3年生で副主将の田村優乃選手は「各部員がそれぞれの力を出し切れました。春の全日本選抜大会ではベスト8に入ったので、インターハイではそれ以上の結果を残したい」と意欲を見せる。

　96組がエントリーした府予選個人戦女子の部決勝は、阪本唯・津本く美組と、生駒小昌・田村優乃組の成美同士の戦いとなった。

　生駒・田村組は3−1とリードし、勝利まであと一歩のところまでいったが、阪本・津本組が巻き返し、4−3と逆転した。2組ともインターハイ出場が決まった。

　優勝した阪本・津本組は「調子があまりよくなかったけれど、優勝できてよかったです。インターハイではコンビネーションを生かして優勝を目指したい」と言う。準優勝の生駒・田村組は「優勝できず悔しかったです。インターハイでは一戦一戦を大切に優勝を狙っていきます」と意気込む。

　府予選団体戦の登録メンバーは次のみなさん。
　【3年】田村優乃（兵庫県・和田山中）【2年】阪本唯（奈良県・榛原中）、津本く美（兵庫県・和田山中）、生駒小昌（榛原中）、濱田奈々美（舞鶴・青葉中）、濱田美奈恵（同）、岩本亜美（和田山中）【1年】神崎一夏（舞鶴・白糸中）

■近畿選手権団体には福知山と府立工業も■

　団体戦は府予選で優勝した1チームのみがインターハイに出られるが、ベスト10のほかのチームは7月20日から和歌山県で開催の近畿高校選手権に出場できる。近畿には女子の部で成美のほか、敗者復活戦で勝ち上がった福知山、男子の部で府立工業が出る。


写真＝インターハイ団体戦の出場を決めた成美女子ソフトテニス部の選手たち。前列は個人戦にも出る選手（右から津本、阪本、生駒、田村の各選手）