東日本大震災の被災地にみどりのカーテンをと、福知山環境会議（田倉徹也代表）のマスコットキャラクター・ゴーヤ先生と、みどりのカーテンづくりを推進する長田野工業団地の環境試験器メーカー・エスペック（本社大阪市、石田雅昭社長）のボランティア10人が、今年も宮城県気仙沼市の仮設住宅や小中学校を訪れて、現地の人たちと一緒にゴーヤ苗などを植え付けた。この活動は5年目になった。

　6日から9日にかけて、仮設住宅5カ所と、小中学校4校を回った。

　持ち込んだ苗はゴーヤとキュウリ合わせて約240本。みどりのカーテンづくりを心待ちにしてくれている人もいるという。

　ボランティアの土田真奈見さんは「（気仙沼では）高台移転が本格化していますが、まだ仮設住宅で暮らしている方もいらっしゃいます。私たちとの再会を喜んで声を掛けていただけました。これからも続けていきたいです」と話していた。

　これまでの活動で仮設住宅450戸以上を訪れ、学校も精力的に回り、植え付け本数は3千本を超えた。


写真＝みどりのカーテンづくりを通じて交流を温めているボランティアと地域住民たち（エスペック撮影）