福井県のブランド魚「若狭ぐじ」、上品な甘さの「若狭かれい」をはじめ、岩ガキ、イカ、タイなど、若狭湾の豊かな海からあがる魚介類の中から、「お造りにして食べたいさかな」を投票する「若狭おばま・お魚祭り」夏の料理総選挙が、小浜市で行われている。投票した人の中から抽選でペア宿泊券などが当たる。

　魚の人気投票「お魚総選挙」として取り組んで3年目。毎年趣向を変えてきて、今年度は季節ごとに4回の総選挙を行うことにした。

　第1弾の夏は「お造り」。刺し身で食べてみたい魚介類、好きなお造りを選ぶ。

　引き続き秋には「焼き魚」、冬には「鍋」。同様にして春にも行う予定。

　投票できるのは、キャンペーンに参加している市内のホテル・旅館、すし・割烹などの飲食12店で各店のキャンペーンメニューを食べた人。それぞれの料飲施設が、今回のキャンペーンのために、地ものの魚を使った特別メニューをそろえている。

　冷涼感たっぷりのヤリイカ姿造りやカンパチ、小鯛、甘エビなどの刺し身を組み合わせた「若狭虹会席」（ホテルせくみ屋）、さざえご飯と若狭岩ガキ、あじフライの「夏の季節丼」（若狭フィッシャーマンズ・ワーフ海幸苑）。夏が旬の高級食材若狭ぐじを炙りながら食べたり、岩ガキ、旬の魚を刺し身で味わう「夏の旬彩膳」（サンホテルやまね）。あぶらののったアジを刺し身やたたきにして提供する店も。対象メニューは全21品にのぼる。

　期間は8月末まで。全投票者の中から6人に1泊2食付きのペア宿泊券、6人に3千円分の食事券を贈る。

　参加施設とメニューを紹介したリーフレットは、道の駅若狭おばまなどに置いてある。

　問い合わせは、電話0770（56）3366、おばま観光局。

写真＝各料飲店が地ものの魚を使ったメニューを提供している