福知山堤防愛護会（谷垣均会長）は10日、福知山市篠尾新町のサンプラザ万助で総会を開き、今年も8月15日に市内で堤防まつりを催すことなどを決めた。

　愛護会は昭和28年（1953）に、市内の由良川流域で大水害（28水）が起きたため、堤防に対する愛護の心を持ち、河川に関する知識を深めようと、翌年に地域住民らで結成された。
　
　現在は昭和、惇明、大正学区と上・下荒河の79自治会で組織している。
　
　総会には会員の各自治会長や来賓ら約100人が出席。谷垣会長はあいさつで「一昨年、昨年と市内では水害が続き、自治会長のみなさんには苦労がありました。御霊神社境内に堤防神社を建立して今年で31年となります。今後も堤防神社を心の支えに活動を続けていきたい」と述べた。
　
　今年度事業として、会の最大の行事となる堤防まつりで、市内巡行の際に車に付ける紅白の幕や一部の飾り付けを新調する予定にしている。
　
　また8月2日早朝に市内の音無瀬橋付近の由良川河川敷左岸で清掃活動をする。11月に水害、防災についての会員研修会を開くほか、子どもを対象に水の大切さ、怖さを知ってもらうための取り組みも考えている。
　
　
写真＝昨年の堤防まつりで市内巡行中に音無瀬橋から行われた川清めの神事