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両丹日日新聞2015年6月 5日のニュース

京都府が市街地水害対策に着手 弘法川掘削などに予算

市街地の広範囲に被害をもたらした弘法川 京都府中丹広域振興局は4日、管内3市分の今年度当初予算関係土木事業箇所付けを発表した。2年続きで水害に襲われた福知山市の治水対策を大きく進める。

 3市全体で199カ所、計約65億円の予算が付いた。内訳は道路・街路110カ所、24億6600万円▽河川・砂防75カ所、30億7800万円▽港湾14カ所、9億6800万円。

 福知山市の治水としては、市街地を流れる弘法川、法川の「床上浸水対策特別緊急事業」に着手する。計画は「おおむね5年」で、弘法川はJR山陰線付近から由良川合流点付近までの延長3キロを、福知山城前などを流れる法川は由良川までの延長1・5キロを改修する。

 昨年の豪雨災害で水があふれ、市街地の広範囲に床上床下浸水被害をもたらした弘法川では、由良川への排水能力を増強するためポンプ設備を増設。調整池も設ける。川そのものも、掘削や護岸の工事をしていく。このうち今年度は荒河・和久市一帯で掘削や護岸工事を行う。

 法川でも掘削などを行うことにしているが、今年度は野家の国道9号下、JR福知山線沿いの市道の橋を架け直す。昨年の豪雨で落ちた場所。

 両河川合わせて8億円の事業費が付いた。

 このほか04年の台風23号、一昨年の18号で大きな被害が出たことを受けて取り組んで来た由良川中流部改修事業関連として、石原・土集落付近の大谷川、佐賀地区の相長川、川北の大砂利川、大江町の宮川でも計4億5200万円で護岸工事や用地買収などを進める。


写真=昨年の豪雨災害であふれ、市街地の広範囲に被害をもたらした弘法川

    

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