福知山マラソン実行委員会(委員長・伊東尚規副市長)は2日、福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで会合を開き、25回目となる今年も11月23日に大会を開くことを決めた。今年は福知山市民が先行してフルマラソンにエントリーできる「市民枠」を設ける。 昨年、一昨年と2年連続で水害に見舞われた福知山で災害復興支援に力を尽くしたボランティアらに感謝を示し、水害から立ち直りつつあるまちを全国にアピールするため、今回は「ありがとう! 元気です。」を大会テーマにする。
種目は従来通り、フルマラソン(42・195キロ)▽ステップラン(10キロ)▽ファンラン(2キロ、3キロ、3キロペア)。フルマラソンとステップランは午前10時30分スタート。
フルマラソンは1万人を募集。このうち市民枠は1千人のエントリーを受け付ける。市内在住者が対象で、チームエントリーは対象外となる。例年市民のエントリーは600〜700人で、昨年は633人が出場。実行委では「より多くの市民に出てもらいたい」という。
市民枠の募集は22日から28日まで。29日からは一般申し込みが始まり、市民はここでも受け付ける。一般申し込みのみだった昨年は募集開始から8日で定員に達して締め切った。
■メディカルランナーとして医師、看護師らも走る■
また参加者のうち医師、看護師、救急救命士が登録して走る「メディカルランナー」制度を設ける。昨年の大会で、参加した男性ランナーが一時心肺停止の状態となり、一般参加ランナーとして近くを走っていた医療、消防関係者2人が救命措置を行い、一命を取り留めたことを踏まえての取り組み。大会中、登録者はゼッケンに目印を付けて走り、緊急事態発生時に居合わせた場合、救護活動の補助をしてもらう。
ゲストランナーはタレントの森脇健児さん(48)。20回大会でもゲストに迎えられ10キロを走った。
フルマラソンの参加料は6500円、ステップランは3千円で、それぞれ500円値上げとなる。会場周辺の仮設トイレの増設などの対応に伴う措置としている。ファンランは個人が1500円、ペアが2千円で変更ない。
写真=早々と1万人がエントリーした24回大会(2014年)のスタート付近
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