福知山市議会議員選挙は19日に告示され、定数26に対し33人が立候補を届け出た。7日間の選挙戦が始まり、定数を7人上回る激戦の様相となっている。各候補者は2日目の20日も初日同様、市街地に、住宅街に、山間部にと繰り出し“お願いコール”を響かせている。投開票は26日。

　候補者の内訳は現職19人、元職1人、新人13人。党派別では自民党3人、公明党3人、共産党5人、地域政党ふくちやま3人、無所属19人。年代別（投票日現在の満年齢）では40代3人、50代10人、60代19人、70代1人で、男性が30人、女性3人。中学校区別で見ると、南陵8人▽日新6人▽桃映5人▽六人部3人▽川口3人▽成和1人▽三和3人▽夜久野2人▽大江2人。

　あいにくの雨天となった告示日の19日、候補者は市役所での届け出を済ませ、事務所で出陣式をしたあと、遊説へ。初日から個人演説会や大規模な集会を開く陣営も。候補者は選挙カーや自転車で、あるいは歩いて各地を回り、災害からの早期復興、防災対策、公立大学設置問題、財政問題、人口減少対策など公約を訴えていた。

　定数、候補者ともに2011年の前回選と同数の今回の市議選。ある新人候補の陣営では「知名度がないので、厳しい選挙になる」、現職候補の陣営でも「『大丈夫』と言われるのが一番危ない」と危機感を募らせ、引き締めを図っていた。

　市の選挙人名簿登録者人数は18日現在、6万4716人（男3万1502人、女3万3214人）。


写真＝出陣式で勝利を目指しガンバロー三唱をする陣営（画像の一部を加工しています）