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両丹日日新聞2015年3月27日のニュース

市議会の水害時対応に厳しい声 定数・報酬にも市民が苦言

0326gikai.jpg 「市民と共に歩む市議会を考える」をテーマにした講演会と討論を、福知山市議会が福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで25日夜に開いた。約80人が参加し、議会活動について考えを巡らせた。

 初めに「アメリカに学ぶ地方議会のあり方」と題して、立命館大学政策科学部の岸道雄教授が講演。日本とアメリカの地方議会の共通点と相違点を紹介。アメリカのある州の市議会では、議員が非常勤▽議会で市民が発言できる機会がある▽議会が夜に開催される−と、日本とは異なる点を取り上げた。

 続いて、議員2人と市民3人が討論。市民は「財政難のなか、なぜ議員報酬と定数を減らさなかったのか」と疑問をぶつけたほか、「議員が出ていない地域のことは(本議会の一般質問の中で)項目がないように感じる。議員は市民の代表として議員がいない地域にも足を運び、意見を聞いて取り上げてほしい」と要望した。

 また「議会で市民が意見を言える機会を増やすことができれば、市民参加の市議会になるのでは」と提案した。

 会場からは昨夏の豪雨災害など水害について、議会としての対応を疑問視する声や、「市議会議員が市全体のことを見るのは当たり前のこと。議員は何のためにいるのか」などと厳しい意見が出された。

 市議会では今回の催しでの意見などを、議会活動や議会改革の参考にしたいとしている。


写真=多くの人が訪れ、議員と市民との討論を聞いた

    

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