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両丹日日新聞2015年3月27日のニュース

公立大準備急ピッチ 新年度市予算可決

福知山市議会3月定例会本会議 福知山市議会3月定例会本会議が26日に再開され、成美大学を活用する公立大学の設置準備費を含む総額412億5千万円の15年度一般会計予算案を賛成多数で原案通り可決、閉会した。本会議後、松山正治市長は「新たな公立大学の設置についても、予算採決をもって、市民の代表である議会の了解を頂いたものと考えている。今後は、16年4月の開校に向けた準備を急ピッチで進めていきたい」とコメントした。

 本会議では、特別委員会の委員長報告などに続き、共産党(5人)と維新福知山(2人)が、一般会計予算の原案から公立大学の設置準備費を除いた修正案を提出し、原案と修正案の討論が行われた。

 公立大学の設置について、「拙速な方向性の決定で、成美大学の救済になっている」「到来する深刻な人口減少問題、地域活性化対策への有効な手段となる」など賛否両論の意見が出た。

 このあと修正案と原案の採決があり、修正案は賛成少数で否決。原案が賛成16、反対8で可決された。傍聴に訪れていた成美学園の小西健司理事長は「いままでの道のりを考えると、感無量の心境です」と喜んだ。一方で「今後もこの問題について、議員にはもっと話し合ってほしい」と話す市民もいた。

 また維新福知山と無会派の計3人が、「市民の意見や思いを、十分聞いてもらっていないという声が多数ある。民主的に住民の意思を問うことが必要」とし、公立大学設置に関する住民投票条例の制定を提案したが、賛成少数で否決された。

■議員提案めぐり一時紛糾■

 さらに公立大学の設置に対し、最大会派の福政会(6人)が「市単独で設置しないこと」「学生が地元で学び、働く環境づくりに努力し、地域貢献や地元の経済効果が発揮できる大学を目指すこと」などの決議を提案。

 採決で可否同数となり、議長に委ねられたが、決議に賛成した議員から発言が相次ぎ紛糾。「休憩をとって論点を整理すべき」との提案を受け、約3時間20分の長い休憩を挟んだあと再開され、議長は「決議案は今後も引き続き、議会内で検討を重ねる必要があると判断した。継続審査という意味合いを持って、否決とする」との判断を下した。

■4月の市議選で大きな争点に■

 これらの結果を受け、市は4月1日から「公立大学検討事務局」を設置。有識者による大学設置準備委員会の助言や専門業者の支援を受けながら、公立大学法人認可に向けた書類作成、教学内容の検討などを、本格的に進めていく。

 ただし、大学を運営する公立大学法人の定款や成美学園による施設などの寄付の受納などは、9月議会をめどに審議されることになるため、公立大設置は4月の市議会議員選挙での大きな争点になりそう。


写真=公立大学の設置準備費を含む一般会計予算案が賛成多数で可決された

    

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