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両丹日日新聞2015年3月18日のニュース

国定公園の三岳山を守る−地元と行政、企業が協定

0318sinrinkyoutei.jpg 福知山市の三岳山を協力して守るため、地元・三岳地区と企業、行政など5者が、「森林の利用保全に関する協定」を結んだ。社員、住民らが年2、3回、力を合わせて下草刈りや間伐、食害防止ネットの設置などに取り組む。締結期間は5年間。

 府民ぐるみで京都の森を守り育む京都モデルフォレスト運動の一環で、府と京都モデルフォレスト協会が運動を推進。市内では大江町毛原と企業2社との協定に次いで2例目になる。

 場所は丹後天橋立大江山国定公園内に位置する喜多の金光寺周辺。市の「千年の森づくり事業」で、市内の小学生らが09年からの3年間にケヤキ、スギ約1千本を植樹している。

 駅前町の市民交流プラザふくちやまで17日にあった締結式には、廃棄処理業やリサイクル業などのスリーエス(本社・同市牧)の丸岡陽太社長、三岳地区の山部静雄・代表自治会長、松山正治市長、同協会の山本英明理事、府中丹広域振興局の金谷浩志局長が出席し、協定内容を確認した。

 丸岡社長(41)は04年の台風23号災害や昨年の8月豪雨災害を受けて、山が荒廃していることを痛感。多くの災害廃棄物を収集する中で、「山が育っていないため災害が大きくなり、危険だと思った。社会貢献として取り組みたい」と話していた。

 山部代表自治会長(66)は地域住民が高齢化して山の手入れが難しくなってきている現状に触れ、「三岳山を守っていきたい。(協定締結を)喜んでいます」と感謝した。


写真=協定書を持つ5者の代表

    

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