創立90周年を迎えた一般財団法人福知山市体育協会（冨士原正人会長）は、土師のホテルロイヤルヒル福知山＆スパで、節目を祝う記念式典を14日に開いた。協会に加盟する各競技協会の役員ら約130人が出席し、今後も市のスポーツの振興に寄与することを誓い合った。

　市体協は1924年に創立。現在22競技協会（連盟）・1団が加盟している。福知山マラソンや全関西卓球大会、市民駅伝大会などを開くほか、市内10体育施設の管理、運営を受託している。

　冨士原会長は式辞で「90周年は通過点に過ぎず、今後はこれまでの歴史を踏まえ、斬新なアイデアを持って、更に魅力ある協会をつくるため、一歩一歩着実に歩んでいきたい」と述べた。

　福知山マラソンなどの開催に協力した陸上自衛隊福知山駐屯地、福知山警察署、福知山医師会に感謝状を贈呈。また協会の賛助会員代表の天藤製薬に記念品を贈った。

　来賓の祝辞で松山正治市長は「これまでスポーツの普及、発展に貢献し、青少年育成、地域コミュニケーションの形成にも重要な役割を果たしてこられた。これまで培った実績と伝統の上に立って、更に飛躍してほしい」と激励した。

　四都市体育大会の陸上競技で25年連続男女総合優勝した福知山陸上競技協会▽昨年、天皇賜杯第69回全日本軟式野球大会で優勝したＳＥＣカーボン▽20年間にわたり市内でソフトテニスの普及、発展に努めたワタキューセイモア女子部▽2014年世界ジュニア柔道選手権大会55キロ級で優勝した京都共栄学園高校3年生、梅北亘君が特別選手表彰を受けた。

　また功労表彰で43人、本部表彰で56人、部門表彰で86人をたたえた。


写真＝式辞を述べる冨士原会長