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両丹日日新聞2015年2月25日のニュース

学校があった証し残したい 閉校近づく三岳小に石碑塚

三岳小 福知山市一ノ宮の三岳小学校が、野花の上川口小学校と統合するまで1カ月余りとなった。統合実行委員会(山部靜雄委員長)は、閉校後も140年の歴史を地域に伝承するため、運動場の一角に統合記念石碑塚を近く造成する。30年余り活動を続けてきた児童の金管バンドなどによる校歌演奏が流れる時計も建立する。3月29日に開く閉校記念行事の中で除幕する。

 同校は明治6年(1873)、地元寺院に仮校舎が設置され、開校した。かつては多くの児童がいたが、過疎や少子化によって児童数が減少。児童の将来のため、より良い教育環境を与えたいと、苦渋の決断の末、統合の道を選んだ。

 閉校後も、学校があった証しを残したいと、統合実行委、同窓会、PTAの3者で財源を確保し、石碑塚の造成を決めた。

 計画によると、石碑塚は約6平方メートルの広さで、白御影石で囲い、運動場の国道426号側に造成する。塚には、全校児童22人のうち3年生以上16人で組織する金管バンドとバンドOBらで編成するエコーサウンズの合奏による校歌演奏が、毎正時(夜間除く)に流れる「ソーラー時計」を置く。さらに、三岳小学校跡地碑、旧校訓碑などを建立する。約40年前の校舎全面改築時に正門があった道路側から裏山登り口付近に移されていた二宮尊徳像も配置する。


写真=近く運動場の道路側に移設される二宮尊徳像

    

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