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両丹日日新聞2015年2月18日のニュース

特殊詐欺被害食い止め、簡易郵便局員に感謝状

0218sagibousi.jpg 特殊詐欺を未然に防止したとして、福知山署は、福知山市水内、福知山堀簡易郵便局の蒲佳苗局長と局員の森脇幸代さんへ感謝状を贈った。簡易郵便局の研修会で年に数回、同署から詐欺防止について学ぶ時間を設けており、2人とも高齢者の送付や出金に目を配っていたことが功を奏した。

 1月28日午後4時すぎ、80代女性がゆうパックとして、宛名を書いた小型の箱を持ち郵便局を訪れた。落ち着かない様子で、中身が軽かったこと、送り先が東京都だったことなど、不審な点が多かったため、調べてみると宛先は警察庁の被害者送付一覧にあった住所と一致。女性は局員2人と対話するうちに「中には現金が入っている。欄には『お菓子』と書くよう言われた」などと口にした。

 局員はすぐに福知山署へ連絡し、水際で食い止めることができた。同署によると、女性は一人暮らし。1月21日ごろから架空の会社を名乗る男から「株を購入したいので、お金を送ってほしい」という電話が数回あり、10万円を送ろうとしていた。女性は「局員さんに気づいてもらって良かった」と安心した様子だったという。

 感謝状贈呈式は16日に同署であり、竹内署長がそれぞれに感謝状を手渡した。蒲局長は「身近に起こりうること。地域の方の普段の様子をよく知り、少しの違いでも分かるように真心を持って接していきたい」。森脇さんは「落ち着いて対応できるようマニュアルの確認を続けていきたい」と決意を新たにした。同郵便局には、府警察本部特殊詐欺総合対策統括官からも感謝状が贈られた。


写真=蒲局長(左)と森脇さんに感謝状が贈られた

    

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