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両丹日日新聞2015年2月 6日のニュース

小学1年の“落語家”が高座で「眼鏡屋泥棒」

0203norikuni.jpg 福知山市駅前町、市民交流プラザふくちやま・市民交流スペースで8日に催される招福惇明寄席に、惇明小学校1年生の範國靖人君(7)が出演する。市内在住で桂文枝一門の落語家・桂三扇さんの落語講座生で、多数が入場出来る会場での高座は初めだが、教室で覚えた落語を披露し、来た人を笑顔にしたいという。

 範國君は保育園児だった一昨年6月から、綾部市の府中丹文化会館で開かれている落語講座を受講。園児のころは小ばなしを、小学生になってからは本格的に落語を覚え始め、これまで講座のおさらい会や老人福祉施設などで披露してきた。

 受講生の中では最年少。持ちネタは2題あり、自宅でも父母を前に練習している。8日に披露するのは古典の「眼鏡屋泥棒」。眼鏡屋に盗みに入ろうとする泥棒一味と店の丁稚とのやり取りがゆかいな話で、5分程度演じる。落語に入る前には小ばなしも聞かせる。

 父の靖典さん(56)は「広い会場での出演なので、上がってしまわないか心配ですが、本番ではゆっくり、はっきりとしたしゃべりの落語ができれば」と話す。三扇さんは「講座では楽しみながらやってもらっているようで、小さい子どもたちに落語に興味を持ってもらえるのはありがたい。当日は間違ってもご愛敬で、頑張って覚えた落語をやりきってほしい」と応援する。

 範國君は「言葉を間違わないようにしゃべりたい。落語はおもしろくて、話を聞いて人が笑ってくれるのがうれしい。覚えるのは難しいけど、これからも続けていきたい」と話している。

 招福惇明寄席は惇明地区公民館の主催で午後1時30分から開演。範國君のほか、落語家の笑福亭喬介さん、のこぎり音楽と鼻笛の、ひでじろうさんが出演する。入場無料。


写真=講座のおさらい会で落語を披露する範國君

    

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